薬物には酸素、光、温度、湿度、pHなどにより不安定になるものが多くあります。
酸素については、固体製剤や半固体製剤では脱酸素剤やアルミ包装で対処できます。
液体製剤では、特に酸化し易い薬物はアンプルに入れ、アンプル内の液面上の空間には窒素ガスを入れて保存をすることがあります。
しかしこれでも微量の酸素に素早く反応する薬物は、製造工程上はもちろん、アンプル内の空間および液中の溶存酸素までも脱酸素し、かつ完璧にアンプル封入することが求められます。
当社はこの様な超低酸素状態での製剤を作るにために、徹底した脱酸素技術と密封法の技術を開発し、これまでに酸化反応性の高い薬物の脱酸素化の実績を保有しております。
この脱酸素技術には各種の段階がありますが、薬物の特質に基づいた脱酸素条件を検討し、最適な製造法を確立いたします。
この技術は単独でも使用可能ですが、ナノエマルジョン技術、水溶性化技術と併用して利用することもできます。これにより酸素に鋭敏な薬物の安定化製剤が可能となりました。
![薬物:塩酸イソプレナリン 薬物濃度:1 mg/mL 作製後経過年月:約13ヶ月 溶存酸素 左:8ppm[通常水] 右:0.2ppm[脱酸素水]](images/4-4.jpg)
薬物:塩酸イソプレナリン 薬物濃度:1 mg/mL
作製後経過年月:約13ヶ月 溶存酸素 左:8ppm[通常水] 右:0.2ppm[脱酸素水]
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